伊那市横山の鳥居沢工業団地に誘致が実現した有限会社グルップボエンデが、「カモシカシードル醸造所」を建設し、醸造に必要な設備が整ったため、関係者を集めて内覧会を開催しました。
有限会社グルップボエンデは東京で2つのグループホームを経営する企業ですが、新たな事業として、地元産のリンゴを使った発泡ワイン「シードル」の製造に取り組みます。
「シードル」製造の取組では、シードルの味を調え、品質を高めるため20種類、705本のリンゴを工業団地周辺の農地で自ら栽培しています。
また、高齢化、後継者不足がある中で、原料の多くを地元の8軒のリンゴ農家から調達しています。
これらの企業側からの6次産業化の取組により、荒廃農地の防止、農家の安定経営にも貢献されています。
公開日2016/08/29・更新日2018/01/29